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[127151] 游ぐみたいに
詩人:都森 善太 [投票][編集]


バイトは2時過ぎに終わる
誰もいない部屋に帰る
3時少し手前
たまにすれ違う光を
思い出して
希望というには
まだ物足りない
あなたが
別の方向へと向かうのを
知っているから
何度も繰り返している
映画を見終わる
6時少し手前
同じ台詞を呟く
前進と変化を確認したい
メールを書き溜めておく
目覚めた時の感情で
また逢いたい

今、
想う人は違うかもしれない
雨ばかりの季節が終わって
雨上がりの季節がやってくる
その言葉に
季節が終わる前ほどの
意味は無いかもしれない

変わるもの
変わらないもの
すべては棄てきれない
雨の中を游ぐみたいに

2008/05/31

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