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[128406] ・・ほたる子
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

山裾(すそ)に ひたひた ともる
ほっとするね 雨だれつぶ ゆらり

つゆの合間に じっと光って

火の粉のようにシューッ ゆら飛び


ぼくらの代わりに めそめそしてるようで
しっとり 楽しんでるのか

しずくほどの小ささで、 つらさをぐちってるようで味わい深い

すっかり夏になれば、雲の霧もすっきり晴れるさ

今のうち ふるえておけよ
気の済むまで 揺れておいて くれなさい


2008/06/28

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