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[129194] 希望はいつも闇のなか
詩人:千波 一也 [投票][編集]


希望はいつも闇のなか


ひかりを見つめて

底にある




たとえはぐれてしまっても

上手にわらって

すむように


すべての虚言を

やさしく包み


希望はいつも闇のなか





 傷つきやすい悲しみよ


 ほどかれやすい

 喜びよ


 他人の日々を

 見落としながら

 まもれぬことばが

 ふえてゆく





希望はいつも闇のなか


もっともちかく

最果てにある




愛するべきと闘うべきと

おそれるべきと

親しむべきと


いのちの限りを

輝いて


希望はいつも闇のなか


2008/07/15

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