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[130825] 恋前逃亡
踏み出した足のはずなのに
ひっこめてしまった
力の入らない顔を
下から覗きこまれて
ひたすら
目をそらした
曖昧な笑みを浮かべた
声が自然と低くなった
嫌いなわけじゃない
ただ進む意思が、ゆらいだ
とたんに怖くなった
『逃げたい』
回れ右。
ひたすら背中向けて
走った
今来た道を一つずつ戻ってく
どこで道を
間違えたんだろう
どうでもいい
その時はとにかく
その場から逃げたかった
逃げたかったんだ
2008/08/21
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