詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
安っぽい小説を読んだら、
眩暈がしたよ
気持ちを何処かに
置き忘れてきた模様
単語を並べて
言葉の切り売り、量り売り
手のひらに食い込む
爪だけが今
なんとなく
生を実感させる
私は一枚の絵が欲しい
真っ白な画
まだ何にも
描かれていない絵
それから
君の黒い手帳を
強請ってもいい?
あなたが確かに
歩いてきた道
そして
私と確かに歩んでゆく道
白紙でいいよ
白紙がいいよ
行き当たりばったり
酔ったり
私は、そういう色が好き
白紙でいいの
白紙が、いいの
すれ違ったり
痛んだり
私は、そういう色でいたい