ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.132000-132999 > No.132022「冷たい風」

過去ログ  〜 過去ログ No.132022 の表示 〜


[132022] 冷たい風
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


流れゆく時間をただ繰り返すだけで僕らは死んでいくんだね
いくつものお手本がいつか来る死の時を告げているよね

嗚呼 淋しくて嫌がっても仕方ないからなお悲しくて
僕は狂ってしまいたい
それまで痛み何も感じずにいたい
そんな悲しい願いまでするほど世界は氷のように冷たい

社会は氷河期のようさ

凍り付いた心
皆の心が冷たくなるのもなんだかわかる気がするけど
自分だけはとうなずくのさ

こんな氷河期のなかで

冷たい風に吹かれながら 髪を右に左になびかせて

今 スタート地点に立つ僕は笑う。

2008/09/19

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -