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[13377] 夢と希望の落とし物
詩人:ヒギシ [投票][編集]

小さい頃は僕だって
猫がコッチに来やしないかと
にゃーと鳴き真似をしたものさ

小さい頃は僕だって
魔法が使えやしないかと
色々呪文を唱えたさ

荷物を背中に積み込むために
夢や希望を落っことして
後ろを振り向けば
彼らが列をなしている

一つ一つ辿る度
ポケットに入るものなら
押し込んで
また前を向くのさ

願わくば
早く自分が大きくなって
彼らを拾って帰れますよう

2004/06/05

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