生きる為の力を求めて
排他的な嵐の中で
傷付いた僕の影のような
あなたに出逢いました
砕け散った白い牙は
定めた夢に突き刺さらずに
星屑のように美しく
流れて夜の裏側へ
傷の舐め合いなど許されぬままに
ザラザラに荒れ果てた、この道を
独り、歩いていく
折り重なった瓦礫の山
乗り越えて進む君の姿に
遠い日の僕を見た
足場になろう、君の為に
必要ならば翼だって手に入れて見せるよ
銀色の満月のように
暗い闇夜を打ち払いながら導こう
そして、いつしか夜明けの太陽となって君を照らそう
2009/01/17