詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君が大好き でも時々 ささいなことから始まるケンカで大好きが大嫌いになるんだ
あの時君に渡したラブレターは今も君がもってるという 私たちの始まりの証だからと笑ってたっけ
恥ずかしいよと僕も笑った
花占いするように好きから始めるもんだから最後が嫌いになるよ とうぜん
花びらが十枚なら勇気を出して嫌いから始めよう
それが小さな犠牲さ
大好きだからたまに大嫌いになる
仕方ないよね 涙をもってうなずこう
花が咲き いつかは枯れるように
限りあるこの時をともに過ごせるだけで僕は幸せ
ときにふざけあいながらまじめに語り合いながら生きる
そんな毎日が続くように今は願うだけ
やがて気づいたころに素晴らしい人生が築けてたらいいな
だから今は中途半端の愛してる 大好き
いつか僕ら一緒に枯れることが出来なくてもこの言葉の繰り返しがひとりのさびしさや寒さをうめてくれるように君に歌い続けるんだ
この歌は君といた証にふたりの心にずっと残るから
最高の愛してるはまだまだ言えそうにないし何度言っても満たされないから悲しいけど
これだけは記憶に刻んでおいてね いつまでも僕は君を大好き
しぼんだ風船も少しはふくらむかなあ
大嫌いと言った僕は僕自身を愚かに思うけど 罪が消えないならせめて信じたい
そのひどい言葉が僕と君の心をつよくしてくれること
かさぶたを厚くしてくれること
願う 願う 僕は星に願う
世界でいちばん愛している君のためにすべてはある
僕自身も
僕の明日も
けっして鮮やかじゃない未来も
こんなみじめな運命も
愛せるから
愛せるから
君がいれば
君がいれば
だから何度も言うよ
大好き 大嫌い
君が好きだから
心から…
本気で見つめてる。