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[139231] 揺れる蜘蛛の糸
ゆらゆらと、ぶれる糸を渡る僕に
ギラつく眼差しを向ける黒い塊
阿鼻叫喚の谷底ではなく、
美しい天国の様な其所は
僕を見上げてくる穢れた怪物を
浮き彫りにさせる
アレが在る処が地獄さながらの
おぞましい景観ならば
迷いはしない
ワザとらしい
現実味の無い美しさは
僕の足元をぐらつかせるのに
充分だった
今にも飛び掛かってきそうなアレ
向こうに着くまで
あと、何年
2009/02/02
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