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[141053] 優しい嘘
空へと一歩 踏み出した
君を彩る 反転した世界
眠る君に 触れた
指先から伝わる 氷の感覚
凍てついた 君の身体
凍てついた 僕の精神(ココロ)
針は 止まったまま
動くことすらできず
あの日 君だけを置いて
僕は老いていく
あの日
「またね」と笑って手を振った
君の強がり気付けなかった
最期に君がついた 優しい嘘
見抜けなかった 幼い僕
2009/03/12
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