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[141103] 篇過
詩人:都森 善太 [投票][編集]


ある日、どこか
時間という概念を失う
遠くあったその環
新しく発見した可能性

1、Sunrise

音の波 掴み損ねた夜の振動
遥か彼方
微かに新しい生命 意思を持つ鼓動が
命のスピード 少しのズレ
光 意味も無く

2、sand

ヒトは記憶に頼り過ぎた
電子の律動 揺れる、揺れる
感情を全て数字にして崩していく
流れ出した砂のように
生み出したものへの憤り
何も無い手段

3、wind

触れる
溶ける
ただ感じる
雑音 隔離 衝動
無色透明 そして明解
名前を告げ直す
バラバラの欠片 再構築
伸びる影に吹き抜けるもの
一人称

4、home

雨がいつもより早く止んだ
ある日 青空
両手で耳を塞ぐ
終わらない事を
僕は知っていたけれど

2009/03/14

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