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[142217] いつだって怯えているだけ
てのひらは綺麗で
なんにも汚れてはいなかった
でもそれに意味があるのかは
わからなかった
遠く 遠くばかりを見てるから
道が 月まで届くみたいな錯覚
優しい人々の群れから逃れたら
あおあおとした草原みたいだ
羊たちは案外
つよい瞳をしてる
知らなかったでしょう
てのひらは綺麗で
なんにも汚れてはいなかった
でもそれに意味がないことに
ずっと気付いていた
2009/04/12
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