詩人:ユズル
てのひらは綺麗でなんにも汚れてはいなかったでもそれに意味があるのかはわからなかった遠く 遠くばかりを見てるから道が 月まで届くみたいな錯覚優しい人々の群れから逃れたら あおあおとした草原みたいだ羊たちは案外つよい瞳をしてる知らなかったでしょうてのひらは綺麗でなんにも汚れてはいなかったでもそれに意味がないことにずっと気付いていた