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[143079] ある男のラストシーン
詩人:自己満足 [投票][編集]

男の最後の言葉を書き綴り物語りは幕を閉じる





こころはむずかしい
かたちでもない
見たまんまでもない
くちからでるこころが鳴くなら
空に浮かべて漂う雲にして
思うまま感じるまま
うわっつらだけをおもてにして
それがこころなら 捨てたいのも哀しいのも分かる気がした




壊れ狂う男の最後の言葉だった




男が想いを消したこと

全てが自らにあると知り、幸せを願ったこと

出会うことで忘れようとした弱さ




そして

第三者への憤怒


それらを口に出すことなく去って行った

思惑を胸に

2009/05/05

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