過去ログ
〜 過去ログ No.143274 の表示 〜
[143274] 拒絶のドア、解放の鍵
気がつくと、僕はドアの前にいた
手持ちの粗末な造りの鍵では
開かないようだった
僕は途方にくれドアを蹴飛ばした
『やかましい』
向こうから開けてくれたのは
お節介な友人と家族達だった
僕の鍵は、僕と同じで
まだまだ未熟でひねくれていて
ぽっきり折れそうだけど
生きているなら
時間があるなら、いつか最高の
鍵が出来上がるだろう
だから、願わずにはいられない
ささやかな平穏が続きますように
2009/05/08
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -