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[154053] ふれずに、触れる・・
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

ふれもせず、触れたい くちびる

言う形を たどってみた、あなた


ハワイのような まろやかな風を撫で、
月を無視する、オオカミの牙


桜を食べられると、思いこんだ 甘い酒の幻
お菓子を飾るだけの、仏様を恨めしい と 勘違いの坊主だった


好きでもないのに、好きだと思った 青春の無謀
嫌われることが、愛の表現だ とは、考えない 哲学者を気取り、

ふるえる背中を まさぐってみようとした、指の形は この文字群だよ

2010/03/09

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