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[155011] ひとりキャッチボール
詩人:どるとる [投票][編集]


おだやかな夜に溶け込む
ぼくはひとり
夜空にちりばめられた星を数え
途中で面倒になって
わずか数分で投げ出した

いつも そんな調子だ
性格だから仕方ない
結論はいつだって出るのだけは早い

詩人は今日も
心の中の思いと
向き合いながら
描いては消して
消しては描いて
言葉を並べてる

でも結論は もう決まってるんだ
キミが好き
それだけなんだ

なんて単純な思いなんだろう
それでも不思議なくらい命さえ懸けてしまえる 思いだ

好きを伝える
真夜中のひとりキャッチボール

少しずつ朝へと傾く夜がだんだん 優しさで満ちてゆくよ。

2010/04/10

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