過去ログ
〜 過去ログ No.155163 の表示 〜
[155163] そこかしこ:雨宿一泊
その雨は安易に傘を突き抜ける
(まるでそれこそが正しい事であるかのように)
それでも心臓は底抜けのグラスで
降れども何も溜まることはなく
(曇天)
不意に目を思い出す
視線はいつだって望んだものを見つけてくる
(まるでそれだけが正しいかのように)
うずくまる
雨は降り続く
止むまで待とう
きっと明日には止むだろう
(もう見たくないから目を閉じる)
2010/04/15
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -