ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.155000-155999 > No.155401「塵になりて」

過去ログ  〜 過去ログ No.155401 の表示 〜


[155401] 塵になりて
詩人: [投票][編集]



一生を注いだ空洞を
何かで塞がなかったら
きっと
壊れたままで
淋しいままで
悲しいままで

「心以外の僕をあげる」
そう言われた気がした
箱の中

還る理由さえ私に被せた


在るべき場所を
見つけたんだね

在るべき心
在るべき場所に返して

ニ度目の後悔しない人生を歩む



再生した皮膚が
私を押し退け
居場所を奪う

さあ
君も帰りなさい

在るべき場所へ
在るべき場所へ


パタンと閉まる
ドアの前

短剣を喉に突き刺した

本物はいつもひとつ

ひとつなんだと



塵になりて

散りになりて


2010/04/23

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -