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[155848] 深:Möbius
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


逢いたいと願うから

些細な仕草までも
面影が膨らんで

君を見つけ出してしまう

朝日のように
真っ赤に

夕日のように
刹那に

毎日のように
この身は

毎日のように
生れ変わる

人は何故これほどまでに
情念に駆られるのか

ただならぬ苦しい想いを
愛しく擁くのか

ただ好きというだけで

天地に烈しく叩きつけられながら
淡い夢に酔うのか

存在だけで幸せなのに
許せぬ気持ちに囚われるのか

諦めるほどに

諦めるほどに
逢いたいと願うから

空気の色まで読むように

全ての物語に
君をさがし出してしまう

2010/05/09

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