過去ログ
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[156213] 母
私は父が大好きで
母には感謝こそすれど
執着はなかった。
そんな母が入院したと、父から聞いた。
「そうなんだ」
それしか思わなかった。
2時間して私は鼻歌を歌っていた
掃除しながら歌ってた歌は、小さい頃
音痴な母がゆいつ歌ってくれていた童謡だった
その時不安になった
急に怖くなった。
心臓が
バクバク鳴って
初めて声を上げて泣いた
おかあさん
おかあさん
胎児のように
丸まって泣いた。
2010/05/20
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