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[159194] アン・アンローリング・ストーン
丸くて
平たくて
思わず
マーカーペンで
イラストを
描きたくなるような
そんな石になりたい
なのに
角ばって
堅いだけの
がんばって
サンダーで
削りたくなるような
損なぼくであるのだ
だれか
川に投げ捨ててくれたら
少しは流れに揉まれて
滑らかになれるのに
自分では転がれずに
風化するのを
気長に待っている
ストーンヘッドな
ぼくなのだ
ちぇっ!
と蹴った小石が
ポチャリと落ちた
あ、ごめんしてね
2010/08/01
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