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[161435] ぺんぎん
僕の持っている小さな羽では
この大空を泳ぐことはできない
けれど
悲しみの海に溺れた君を探し出して
自慢の背中に
乗せてあげることはできるよ
押し寄せる涙も
凍えるように冷たい孤独も
何度だってふたりで越えよう
君が僕を支えてくれるから
僕は君の盾になって
いつかどんな大空よりも
素晴らしい景色を君に見せてあげる
それは、誰もたどり着けないような
この世界の奥深く
まだ眠ったままの僕らだけの王国
もうひとつの地球
2010/10/19
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