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[162135] 夜の温度
詩人:どるとる [投票][編集]


降り止まぬ雨に濡れている僕の背中が声を出さず泣いている
いつからだろうか
こんなにも僕の背中がさみしくなったのは

もう何日も眠れない日がつづいてる
あたりが暗くなって
さあ寝ようと思うと
いつも眠れないよ
僕だけが置いてけぼりさ

夜の温度に 冷やされて 熱せられて
僕はいつも 感じてる 思ってる

夜の温度に 傷つけられて 悩まされて
僕はいつも 迷ってる 悩んでる

記憶に翼がはえて
鳥みたいになって
飛んでいった
抜け落ちた思い出
嫌な過去はシュレッターにかけて処分さ

さあ 眠れずとも
朝は来るから

朝になればなったで
出かける僕がいて
そして部屋に鍵を掛けて さあ出かけようって時にいつも眠くなるんだ

ぼーっとした頭で
仕事は辛い

突き刺さる視線が痛い

そしてまた眠れない夜は来る
極めて惨い手段で
この僕を眠らせない。

2010/11/14

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