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[162139] 一日ハチミツむさし2
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
 


はちみつは
甘すぎて

尽くしすぎる
甘さみたいだと

蝶々さんが云う

あれから季節の花は

いくども巡り

また咲いて

蝶々さんは

ハチミツ求め花探す

あの花は

今年から
小さな咲野原では咲かない

多忙となり

咲く暇もないよに

蝶々さん

咲くまで待っている


ひらひら自由に

飛んだね


みつばちムサシ

蜜を

別エリアで

落とした

新たな蝶々たち

舞う

時の広畑へ

いろんな花たちいっぱい咲く


僕は落としたの


その姿はけして

いいことばかりでなくて


蝶々さん


あの花はまた小さな野原に咲くよ

ハチミツは
甘いだけの

世界じゃなくて深いから 


2010/11/14

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