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[164245] 崩壊
守りたいと思う心に
嘘はなかった。
大切にしたいと思う心は
誰よりも強いはずだった。 優しさから生まれた
黒い感情は
やがて殺意へと変わり、
真っ白だった思いは
赤と黒に染まっていく。 それが守りたかった日常の崩壊を意味していると
分かっていながら
何が間違っていたのか
その答えを探して
少年は足を踏み出す
その先が奈落の底だとも
気付かずに…。
2011/01/13
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