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[166066] 
詩人:亞利芻 [投票][編集]

もうすぐ
春がきちゃうから

冬の妖精たちは
飛び立ったんだ

おたがいの羽を
ぶつけながら

抜け落ちた羽は
ふわりふわりと

落ちてくるんだよ

太陽にてらされて
涙にかわってしまうけれど

かなしいわけじゃないんだよ

涙のあとには
タンポポがひとつ

にっこり笑ってたってるよ






2011/03/05

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