詩人:どるとる | [投票][編集] |
特別な事なんて何もしなくて構わない
生きているそれだけ
確かであればいいのです
人間は生きることに様々なお飾りをつけたがるものだけど
本当はそんなもの要らなくて
ただここで何かにうちこんで無理しないていどに頑張って
毎日を暮らすだけで
それだけで人生の通信簿は文句なしにはなまるさ
悲しい事は尽きそうにないから この先も涙とは長い付き合いになりそうだ
今日も隠れたとこで独り泣いていたよ
他人の痛みや
悲しみなんて他人には通りすがりの人が転んだみたいな些細な事にしか過ぎないから 慰められるのなんてまれで認められることははっきりいってあまり無い
それでもなんとか
冷たい視線を向ける人の群れを
かいくぐるようにして ここまで歩いてきたのは誇りに思うべきだ
誰かが投げ捨てるように僕の背中に言い放った言葉さ
「そんなの当たり前」
でも大切なのはその当たり前なことじゃないか…いつだって
君は生きてる 僕が認めてあげる
心臓動いてる 血が体中を駆け巡ってる
君が今悲しいと思うのは脳みそが正常である証
君が今うれしいと思うならそれを自信にしていけばいい
君がもしも誰かのことを自分のことのように思えるならば心があたたかい証
そんなことのひとつひとつ大事にしていこう
人間は頭よりも心が優れていればそれだけで素晴らしい
全ての人がそんな心を持っていれば今頃愚かな戦争など起こってはいない
全ての人が手に手を取り合い 笑い合える世界がここにあったはずなのに
人間の心にも影がつきまとってるから
誰かを無視して自分のことしか考えられない時もあるのです
だから僕は自分を完璧だとは思わないし
だから僕は自分をいい人だとは思えないんだよ
だからだから僕ははなまるはもらえないよ
今日も誰かを傷つけたかもしれないし
明日も誰かを傷つけるかもしれないから
でもひとつだけわかってる
とりあえず生きてる。