ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.167000-167999 > No.167706「孤独のオペラ」

過去ログ  〜 過去ログ No.167706 の表示 〜


[167706] 孤独のオペラ
詩人:さみだれ [投票][編集]

なぜ孤独ばかりが
こうも目立とうとするのだろう
センターに立って
笑いもせずに肩を抱き合って
いつまで主役でいるつもりか
お前の出番は終わったんだ
もうとっくに終わってるんだ

ワルツを踊るとき
あなたはとても輝いていた
それは照明のせいでも
音楽のせいでもなく
まるでこの時が
ひとつの物語のように
僕には見えたんだ

歓声に頬を湿らせ
舞台は幕を下ろした
袖ではあらゆる共演者が
互いに労っている
ただ孤独だけが
誰にも見えていないように
最初からいなかったかのように

2011/04/28

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -