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[170083] くだらない
詩人:さみだれ [投票][編集]

つん、と尖った口先で
どれだけの笑顔を壊しただろう
意味のない言葉の数
数えきれないのは無意味な人生だったから
また僕を笑いに来た
白い目で僕を笑いに来た

くだらないと吐き捨てて
どれだけの思いをはたいただろう
なんとなくの一言で
片付けた悪事がこめかみに響く
まだ生きていたんだ
もう死んでいたと思ってたのに

どこへでも行けばいい
すれ違う人を気にしないで
ほんのひとりの戯言
聞けないふりしても応えてしまう
うまく笑えない顔が
風化していくのがさみしいの?
うまく笑えた顔が
誰かの笑顔を壊してしまう
まだ僕を笑っていた
口を裂いてまで笑っていた

2011/07/27

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