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[170207] 旅客機
詩人:さみだれ [投票][編集]

蜂蜜が垂れてる
月の裏側で
国を持たない人たちが
掬いとってる
生まれたときからの風習
当たり前
毎日が当たり前

海の固体化が進み
太陽は背を向けた
微笑みを欠いた人たちが
飛び込んでいる
生まれてからの非常識
信じられない
それを信じてください

壁から涙が零れるように
星がきらきら輝いて
物に命はないと信じた人が
掬いとってる
生まれたままの常識
疑わないことを
どうか忘れてください

2011/08/02

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