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[171017] 終わらないラブストーリー
詩人:どるとる [投票][編集]


どうして 僕は 素直になれないんだろう
傾けた ワインのボトルから 注がれるワインがグラスを満たすように
君の心もたやすく満たせたらいいのに簡単にはいかないね

ほらね 僕らの大事な時が 少しずつ宝物といえるように悲しみにさえ毅然と立ち向かおう

いつまでも
いつまででも
変わらない
気持ちで
お互いを
尊敬しあえる
二人でいよう

愛すこと以外
不器用で構わない
愛すこと以外
何もできなくていい

君だけを 愛してる
この広い世界の中で
少しずつ この世界にいられる時間が削られて いつか 跡形もなく消え去る運命なら
最後の最後まで 君といたい
そして惜しげもなく愛したい
そんな素敵な物語
ずっと思い描いている

愛の歌と名づけられたどこにでもある
ありふれたこの歌を
君だけに届けよう

注がれたワインを
飲み干すように
いつかしかるべき時が来れば命など儚く悪戯な運命のまえに散ってしまう

愛されることでしか
人は優しくなれない
優しさを持てるなら
それは愛されている証なのさ
さあその優しさで
愛されたぶん
愛してゆくのさ
痛いくらい
抱きしめて
終わらない
夜を超えて
たどり着いた
まばゆい夜明けに
ふたたびグラスに注がれるワイン
ひと時の幸せに身をまかせ
この身が滅び去るまで君と…

僕らは終わらないラブストーリーの主人公とヒロインさ

二人だけの舞台で
今夜も愛し合うだろう

さみしさも切なさも
二人ならば
どんな悲しみだって
乗り越えてゆけるから

終わらないラブストーリーの中で
死ぬまでずっと一緒だよ

二人だけのために明日はまた訪れて
生きることの喜びと
生きることの悲しみを同時に教えるだろう。

2011/09/10

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