ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.171000-171999 > No.171038「月の兎」

過去ログ  〜 過去ログ No.171038 の表示 〜


[171038] 月の兎
詩人:亞利芻 [投票][編集]

月をみていたら
おもうのです

あそこまで
跳んでいけたらな

月をみていたら
おもうのです

あんなふうに
なれたらな

高く跳ねた兎がひとり

地球をみながら
おもうのです

どれだけ泣いても
あの星ほど
青くはならないね

今日もあの
まんまるの中心で

兎さんは泣くのです
帰りたいよと
泣くのです



2011/09/11

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -