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[171160] 笑い
詩人:遥 カズナ [投票][編集]




たいがいの事が
終始、安易で脆い現実の裏打ちに根ざしていながら
その方が安堵を誘うように
小っちゃな手が握り返して来る

途方もない嘘からの回り道が
より真実に近いのなら

毎朝、鏡に映す
この顔のどこかに
確信と呼ぶにはむずがゆい
ひきつる他にない結末は
鏡返しのような
始点と終点やらや
なんて浅はかな結論ばかり見つめ続けるのだろう

笑いたい

















2011/09/18

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