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[172524] 11123
詩人:morning star [投票][編集]

此の物質(からだ)がいつか瓦礫(がらくた)や残がいに成って、
私が此処に居た事実(こと)すら忘れ去られてしまったとしても、
感涙(なみだ)はこぼさないで、どこか遠く目差していこう・・・

無情な冷風(かぜ)が吹いて、たましい迄凍り付いても、孤独を地獄だけで噛みしめた…

運命の砦が、さえぎりゆく完璧が私にはどこ迄も高すぎて、
打ちのめされた薄弱(よわさ)と儚さに辛うじて喰らい付いたとしても、せつなさだけ遺された・・・

さあ誰も居無い、誰一人こ無い楽園に還って、ひとり運命の継続(つづき)を、造り上げよう

海がみえるよ、時が流れたよ、光がまぶしかったよ、私は消え去ったよ



2011/12/03

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