『かくなるうえはこの 命 絶とうとも思いを 果たそうぞ』彼は言った辛辣なる 口振りでタクトを振るわばメロディーが鳴りだす君の思いのままに楽団は 群れをなし君の振るうタクトにしたがってフルートは鳴りビオラは 踊りギターは 唄いそれぞれの楽器がそれぞれの良さを持ち寄り ひとつのハーモニーを生む僕は指揮者さあ 人生を始めようあしたを示す指揮棒を 振り上げてさざ波のように小刻みに 時を打つ命の時計が その役目を おりるまで。
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