ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.175000-175999 > No.175278「手」

過去ログ  〜 過去ログ No.175278 の表示 〜


[175278] 
詩人:pereo。 [投票][編集]



さっきまで君がいた
僕の左側が寒い

二人はいつだって
ふざけあっていたいのに
無理して笑う君を見て
笑うだけで精一杯だった

永遠なんて言わない
せめてもう少し見ていたかった


暗い帰り道
君が横にいなくて
僕は月を見ていた

二人はいつまでも
笑い合っていたいのに
握っていた手の感触が
恋しくて寒すぎるよ


いつか二人は
死んでしまうから

僕はここにいる
全力で愛しているよ

2012/03/26

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -