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[178247] 自画像
詩人:どるとる [投票][編集]


いつの間にか 訪れた夜の闇が 街中の音を食べ尽くす

悲しみもどうせなら食べてくれないかな

半分に切り分けた光と影の世界 表向きだけは立派なのに中身が外見に伴ってない

笑おうか 幾たびも押し寄せるであろう
これからの転機に
泣こうか 目の前にそびえ立つ
わかりやすいほど単純な境遇に

緻密な計算や難解な方程式さえ 役に立たないほどに
僕は人という形を失わないただ人でありたいと願うから

そこに朝が生まれても
そこに闇が広がっても

僕は僕以外のなにものでもなく
僕からはみ出すことも抜け出すこともできない

それは退屈なようで
時に救いのようで

そして今日も僕はただ僕だ。

2012/08/30

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