ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.178000-178999 > No.178306「なんでもない日」

過去ログ  〜 過去ログ No.178306 の表示 〜


[178306] なんでもない日
詩人:どるとる [投票][編集]


なんてありふれた毎日だろうな だけどどこかが幸せに満ち満ちている

陽射し差し込む部屋の中 僕はひとり
何かを見つめてる

平凡の中にある 限りなく確かな幸せを 探したいだけなんだ

当たり前なことがいつだって いちばん幸せだってこと
そんなことは初めからわかっていたはずなのにね

いくらお金を持っていても心が豊かじゃなければ 貧しいだけだってことを
僕はだいぶあとになってから気づいた

日常の隅にある なんでもない喜びに笑いかける今日のよき日には

財布が空でも 笑える

雨の中でも つよく咲く花のように僕も 逞しくいよう

非情な運命に さらされた人だって いつかは笑える日が来ることを僕は誰よりも知っているから

ふいに吹いた風に
理由もなく笑ってる
そんな今日はなんでもないただの1日

それでも特別な1日。

2012/09/01

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -