詩人:どるとる
なんてありふれた毎日だろうな だけどどこかが幸せに満ち満ちている
陽射し差し込む部屋の中 僕はひとり
何かを見つめてる
平凡の中にある 限りなく確かな幸せを 探したいだけなんだ
当たり前なことがいつだって いちばん幸せだってこと
そんなことは初めからわかっていたはずなのにね
いくらお金を持っていても心が豊かじゃなければ 貧しいだけだってことを
僕はだいぶあとになってから気づいた
日常の隅にある なんでもない喜びに笑いかける今日のよき日には
財布が空でも 笑える
雨の中でも つよく咲く花のように僕も 逞しくいよう
非情な運命に さらされた人だって いつかは笑える日が来ることを僕は誰よりも知っているから
ふいに吹いた風に
理由もなく笑ってる
そんな今日はなんでもないただの1日
それでも特別な1日。