「寒いね」と窓を閉めて寝た翌朝草むらにはぎっしりの露の玉。あれからひっそりと暮らしていた桜が葉を風に揺らしている。秋をはらんだ風に。なんでもない今を愛しむように…。なんでもない自分を愛しむように…。世界に愛されていることに気づいたもののごとく…。
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