ホーム > 詩人の部屋 > 中村真生子の部屋 > (秋の)兆し > 投票

中村真生子の部屋  〜 「(秋の)兆し」への投 票 〜

  • 中村真生子さんの「(秋の)兆し」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[178366] (秋の)兆し

詩人:中村真生子

「寒いね」と

窓を閉めて寝た翌朝

草むらには

ぎっしりの露の玉。

あれから

ひっそりと暮らしていた桜が

葉を風に揺らしている。

秋をはらんだ風に。

なんでもない

今を愛しむように…。

なんでもない

自分を愛しむように…。

世界に愛されていることに

気づいたもののごとく…。


2012/09/04 (Tue)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -