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[180905] 夢降る街角
詩人:ユズル [投票][編集]


さまざまな槍の夜
それでも空はうごめいて
紫と紅 碧のきらめき
稲穂のような金
流れるマーブルの海

宝石のような言葉たちが
枯れていた木に
瑞々しい果実を実らせる
ぴかぴかと輝くそれが
淡い桃色の頬を呼ぶの

そういったものが愛おしい
その人々は
固いパンを頬張りながら
葉からこぼれる光の下で
あの人にも夢を見せたいと
想いを馳せて
今日もうたをうたうよ

2013/02/18

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