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[18105] 愁眠
詩人:soul [投票][編集]

曖昧な距離
確かめずに歩く
行き着く場所は
多分誰も知らない

鮮やかな風
その中で見た
僕が見た景色は
多分誰も知らない

音のない部屋の中
ガラスの向こう側
空気に触れる
重力に逆らって
空を飛ぶ夢を見る

曖昧な視界
咲き誇る坂道
あの時聞こえた声は
多分誰も知らない

浮ついた感情を
緩やかに制御して
見えた景色は
多分誰も知らない

音のない部屋の中
ガラスの向こう側
空気の摩擦で
風を感じて
空を飛ぶ夢を見る

声がする
空気が揺れる

ガラスの向こう側
すり抜けて
空気に触れる
重力に逆らって
空を飛ぶ夢を見る

2004/10/10

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