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[181580] マチのオト
詩人:どるとる [投票][編集]


街が音を発してる
小さな音から
割と大きな音まで
聴こえない音さえ
僕には聴こえる

静けさの中の
かすかなざわめき
ほらあちこちから
聴こえる街の音

僕は僕のまま 君は君のまま
それだけは変わらずに
明日も当たり前なくらいに そうであるように 誰かの口笛の果てに消えるつかの間の泡沫

夢から覚めて気づく出来事の顛末

悲しみさえ わからないまま過ぎていく

そして街に 朝が来る 僕は朝だと気づくまもなく朝を知っていた それなのに朝は僕に朝が来たと気づかせる

それはそれはまるで街がくれる 見えない幸せのように

カタカタと音を出すありふれた魔法のひびき。

2013/04/20

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