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[181851] ふへん
詩人:どるとる [投票][編集]


変わらない何かを
変わらない場所で
変わらない時間を
僕はふへんと呼び
大切に抱きしめる

あくびが出るほど
くだらない日々の中に

ホコリが積もって
部屋は時を背負う
すっかり片づけられたふへんはふへんじゃない

愛も憎しみも悲しみも喜びもひとつの土俵の上で咲いている

すべてが 悲しいほど変わってしまうなら
何も 変わらなくていい
いつまでも僕は僕であなたはあなたのままのほうがいい

それをふへんと呼ぶのなら 僕は何も否定しないよ

変わらないでいることは思うより難しいから

少しずつ 変わってゆく何かを知る
ふへんから大きくはみ出した僕の影は
もうあの頃のままじゃないね

だから涙は流れるのさ 誰かの足跡の上に。

2013/05/19

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