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[184030] 三寒四温
詩人:千波 一也 [投票][編集]


まっしろく
息を吐きながら
晴天の
した

軽く、
多くのものに
通過されながら
わたしは
光に
耳を
すます


たやすいものを
幾つも集めて
したしんで

ようやく気がつく
難しさ

許さずにおけるものなど
幾らもなかった、と

ようやく気がつく
有難さ


日射しのそこに
こころを
置けば

虹の
ゆくえに
思いあたる


休む間もなく
時は
時を
忘れて
しまえる

暦、三月

ありふれている
ささいな
わたしを

誰かの笑みに
みとめたい


2014/02/14

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