ひとつひとつ命を紡ぐ日々ひとつひとつほつれてはまた生まれてこの世界はほころんでいくのです毛糸玉のようにひとつの世界から時の毛糸が 少しずつ少しずつほぐれていく生きる悲しみ生きる喜び様々な感情 手のひらで包んで愛しているとささやけばどこか優しくなれる大切な人の陽射しに照らされいつの間にか 眠るように逝けたらいい百まで届くか この命伸ばした手は 限りなく明日を欲するほころびの先の末路まだ 見えない山の頂今はただ 前進あるのみ。
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