ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.186000-186999 > No.186018「夜の岸辺へ」

過去ログ  〜 過去ログ No.186018 の表示 〜


[186018] 夜の岸辺へ
詩人:どるとる [投票][編集]


夜の果てへ行きたくて闇の中を 泳いでいく
恐れ知らずの 僕らは絶えず朝を 手繰り寄せては 抱きしめる
ほらね 気づけば 手にしてる朝の光
でも、なんだかそれじゃつまらない
なんでだろう なんでだろう

望遠鏡が 世界の果てにも届いたなら
すべてを見通せるのになあ
すべてに答えが出せないことで
この世界には 不思議という概念があるのでしょう
だから僕らはわざと目をつむる
夜の岸辺へ 舟を着け
朝に 上陸するんだ

ほら さっきまでの静けさが嘘のよう
眠ってた ざわめきが 目を覚ます。

2014/08/16

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -